長野市のデパートで「ノー包装デー」(1972年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1972(昭和47)年の4月。
長野市にあった丸光デパートで「ノー包装デー」の取り組みが行われました。
県連合婦人会などが提唱して実施されたこの運動、レジでは購入した品を最小限の包装だけで持ち帰る客がほとんどでした。
(当時は「万引き防止」という観点もあって、包装を全くしないという店はありませんでした。)
紙袋も通常のものとは違う生成色のシンプルなもの。
「ノー包装」の文字入りです。
中にはハンドバッグなどに商品を入れる人も。
元祖「マイバッグ」といったところでしょうか。
店内の掲示には「風呂敷をご持参ください」と書かれています。
当時、風呂敷はまだ身近な道具だったんですね。
半世紀が経った今、スーパーなどではレジ袋が有料化され、マイバッグを持ち歩く人も増えました。