村自慢の辛~い大根(下條村・1988年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1988(昭和63)年のニュースから。
下條村には「ここでしか収穫できない」という大根があります。
一見かぶのようにも見えるのは親田辛味大根。
その名の通りぴりっと辛い大根です。
ずっと自家用に栽培されていましたが、数年前から村が補助金を出し出荷を奨励するようになりました。
煮ると苦味があるので、食べ方はもっぱら薬味。
東京などのそば屋でも使われるようになりました。
食べ始めは甘くてそのあと辛味がやってきます。
ただその辛味はすっと抜けるそうで、地元ではその味わいが「あまからぴん」と表現されています。
不思議なことにこの大根は親田地区以外で栽培しても味が変わってしまうそうです。