日本一大きい傘(喬木村・1989年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1989(平成元)年の秋、喬木村で日本一大きな傘作りが行われました。
直径6メートル、高さ4メートル。
和傘としては当時、日本一の大きさでした。
喬木村では「阿島傘」と呼ばれる和傘作りが盛んで、この年が村が発足して115年にあたったことから、記念にジャンボ傘を作りました。
完成したジャンボ傘には「日本一」の文字も描かれました。
村の体育館で村民に披露されましたが、重さが40キロもあるため、傘を開くのも数人がかりです。
傘には100人が入れたということで、実際に入った人数を数える場面も映っています。
村はギネスに申請する方針でしたが、別の自治体で喬木村を上回る大きさの和傘が完成し、ギネス記録はなりませんでした。
ジャンボ傘は阿島傘伝承館に保存、展示されていましたが、2024(令和6)年に骨組みを修復したり和紙を貼り直すリノベーションを行い、生まれ変わりました。