冬の野尻湖中学校(1960年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1960(昭和35)年のニュースから。
豪雪地帯で知られる信濃町の野尻湖中学校を取材しました。
湖畔にある学校は一面の銀世界。
給食室では調理員が後片付けに追われています。
寒さ除けにスカーフなどを巻いた児童は舟に乗って下校します。
操船している男性は先生でしょうか、保護者でしょうか。
原稿が残っていないので、詳しいことはわかりませんが、雪が降ると道路事情が悪くなるので、冬に舟で登下校するのは珍しくなかったようです。
別の年(1967年)の取材の原稿によれば「野尻湖の桟橋から舟に乗り込むのは中学生。
大雪で道路が不通になると菅川(すがかわ)地区の子どもたちは30分かけて湖を渡り、対岸の野尻湖中学校に通った」ということです。
後半になると場面は学校に戻ります。
3年生を送る会の準備の様子などが映っています。
野尻湖中学校は1969(昭和44)年に統合で閉校となりました。