1959年の農村風景（更埴・八幡）
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1959（昭和34）年に更埴市八幡地区で撮影された映像です。
この3か月ほど前に八幡村は近隣の町と合併、更埴市になりました。
山の斜面に建つ茅葺屋根の民家。
広がる棚田の先は善光寺平です。
酪農を営む家では乳しぼり。
搾乳機はなく手作業です。
リンゴの収穫に使われるのは竹の篭、もぎ取った実は木箱に入れて運びます。
背負子で稲わらを運ぶ男性も映っています。
こうした昭和初期から受け継がれた風景は、高度経済成長に伴って急速に変貌していきます。
ただ善光寺平を見下ろす棚田は、保存会やボランティアの努力もあって現在に受け継がれています。
