先人の知恵 冬を前に「よしず張り」(飯山・1975年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1975(昭和50)年のニュースから。
北信濃の初冬の風物詩「よしず張り」。
飯山市の綱切橋で撮影されました。
「よしず」は葦を材料に作られ、日よけとして使われます。
「すだれ」に似ていますね。
(「すだれ」の材料は竹です。)
映像では橋の欄干によしずを張っている様子が映っています。
家では夏に使われるよしず。
冬に張る理由は冷たい風や雪から歩行者を守るためです。
千曲川に架かるため長い橋が多い飯山ではよしず張りが欠かせません。
(よしずが張られるようになったのは昭和40年ごろからと言われています。)
厳しい冬とともに過ごす北信濃の人たち。
よしず張りは今も毎年行われています。