菅平の高原野菜(1961年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1961(昭和36)年のニュースから。
取材したのは真田町(当時)菅平高原の野菜畑。
「高原野菜」の話題です。
標高1,000メートルを越える菅平高原は冷涼な気候で知られ、高原野菜の一大産地でもあります。
昭和の初めに上田との間に車道が開通、街道沿いにはキャベツやジャガイモなどの畑が広がっています。
この時代の農家は基本手作業。
収穫したキャベツを木箱に入れて運びます。
家族総出の作業ですから、赤ちゃんも畑で1日を過ごします。
トラックで出荷されていくキャベツ、すごい量です。
当時の生産量は4,000トン。
県内から出荷されるキャベツの3分の1が菅平産でした。
ちなみに当時の原稿ではキャベツではなく「カンラン(甘藍)」という名称が使われていました。
今は「カンラン」と言われてもわからない人が圧倒的ですね。