長野駅で花を売る女性(1965年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
花が入った籠を抱えて駅のホームを歩く女性たち。
1965(昭和40)年に撮影された映像です。
花は一束200円。
女性たちは停車中の急行「信州」の乗客に声をかけていきます。
花を買った和服の女性は100円札で代金を支払っています。
当時、100円にはお札と銀貨の両方があったんですね。
こうした花の販売は1960年頃には始まっていたようです。
昔の長野駅のホームではいろいろなものが売られていました。
SBCに残っているニュース映像でも、花束のほかにりんごや野沢菜漬け、味噌汁(!)など。
以前はこの映像のように急行列車でも窓が開くようになっていました。
冷房のない車両が多かったことも理由の1つです。
しかし列車の高速化や冷房の普及で開かない窓(固定窓)も増え、こうした光景は見られなくなりました。