喬木村の名産・阿島傘作り(1960年)

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00:01:39 1960

1960(昭和35)年に喬木村で撮影された映像です。
村の名産の阿島傘を作っている様子が映っています。
傘作りの技法は江戸時代中期に旅人によって伝えられ、武家の内職として広まりました。
最盛期の大正時代には年間30万本を製造していたそうです。
しかし戦後は洋傘が急速に普及し、映像が撮影された頃は生産量は減っていました。
それでも骨組みや和紙を張るなどそれぞれの工程の技術は受け継がれていたようです。
後半には天日干しされる傘も映っています。
大正時代には100軒ほどが阿島傘を作っていましたが、今はたった1軒。
職人さんがいなくなったため、骨組みは県外から仕入れているということです。
それでも地元の名産品にかける思いは強く、「阿島傘の会」が資料の展示や小学校での傘作り体験などを通じて、伝統の維持に努めています。

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