小海線 真冬の困りごと(1966年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1966(昭和41)年の2月に撮影された国鉄小海線の映像です。
八ヶ岳も雪化粧しています。
映っているのは小海線管理事務所野辺山線路班の職員たち。
棒状の測定器具を使って2本のレールの高さに差がないかチェックしています。
国内でも標高が高いことで知られる小海線、真冬にはマイナス20℃の冷え込みになる日もあります。
そんな小海線で冬に見られるのが「凍上(とうじょう)現象」。
土の中の水分が凍って膨張し、線路が持ち上がってしまう現象です。
レールの高さが揃っていないと列車が脱線する危険もあるため、冬の間のこうした点検は欠かせません。
高さが違う部分には「当て木」をするなどして対応します。
昔も、今も、こうした地道な保線作業で日々の安全が確保されています。