中央東線に“食堂車” 人気は信州そば!(1965年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1965(昭和40)年のニュースから。
松本と新宿を結んでいた「急行アルプス」にビュッフェ車が登場しました。
ビュッフェ車はテーブルや椅子、本格的な厨房を備えた食堂車とは違って、軽食を乗客が立ったまま食べるスタイル。
東京と長野県を結ぶ路線ということもあってか、メニューはそばがメインでした。
かけそば60円、月見そば100円という値段に時代を感じます。
メニューにはかつ丼などもありましたが、お客さんが頼んだのはやはり信州そば。
七味唐辛子を振って味わいます。
車窓から景色を眺めながら味わう食事、旅に出た実感が増したのではないでしょうか。
松本~新宿間の当時の所要時間は4時間20分。
食事をしたい乗客も多かったことでしょう。
この翌年からは松本~新宿間で特急あずさが運転を開始しましたが、こちらにも食堂車があったということです。