「軍艦島」の青空農園 〜コンクリートの島の緑化活動~

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00:01:15 昭和43年(1968)8月11日

軍艦島の名で知られた端島(はしま)は、もともと小さな瀬と岩礁だったところを埋め立て、石炭を採掘するために造ったコンクリートの人工島でした。島内に自然の緑はほとんど無かったことから、主に高層アパートの屋上が菜園や園芸の場となりました。昭和43年(1968)8月撮影の映像には、子供会が管理しながら屋上の青空農園でキュウリやトマトなどの野菜を栽培している様子が記録されています。コンクリートでおおわれた島の子供たちが土のぬくもりを感じ、植物の生育に関心を持ってもらうことも島内緑化の目的の1つでした。テレビアンテナが林立する屋上は、狭いながらも立派な「緑」の畑になりました。多くの島民が高層アパートのベランダや廊下でも様々な花や草木を育て、大切にしていました。コンクリートの島で暮らす島民には、それだけ「緑」に対する特別な思いがあったのかもしれません。

 

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