軍艦島(端島)の風景〜定期連絡船と青空市場
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
NBCテレビの日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の放送開始を記念して、ユウガクでは軍艦島に関するアーカイブ映像をシリーズで紹介します。今回は昭和46年(1971)7月に撮影された端島の連絡船やマーケット広場の風景です。軍艦島の名で知られる端島(はしま)はかつて産炭地長崎を代表する海底炭鉱の島でした。この日、野母商船の連絡船が島民や物資を乗せて島のドルフィン桟橋に横づけしました。映像にはリヤカーで生鮮食料品などを荷揚げする人たちの姿が映っていますが、対岸の野母崎町高浜などからも多くの行商人が販売に来ていたようです。当時この島には3000人が暮らしていました。生活用品をそろえた地下購買所のほか、高層アパートの谷間に伸びる通りは野菜や果物、日用雑貨などの青空市場となり、毎日多くの島民でにぎわっていました。