米軍から返還された「旧タウンクラブ」 ~合同庁舎と防衛史料館建設へ~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
アメリカ軍から返還された旧「タウンクラブ」という施設は佐世保市内の一等地にありながら10年あまりに渡って放置されていました。この施設の跡地が国の出先機関が入る合同庁舎と自衛隊の防衛史料館の敷地として転用が決まったのは平成3年(1991)6月のことでした。旧「タウンクラブ」の敷地面積は8200平方メートルで、建物は戦前旧日本海軍の将校クラブとして建設され戦後はアメリカ軍が接収しましたが、昭和57年(1982)日本側に返還されました。その後、跡地の利用計画は関係機関との調整に手間取り、野ざらしの状態が続いていました。跡地のうち8割の敷地には合同庁舎が、残る2割の土地には建物の一部を含めて防衛史料館(現海上自衛隊佐世保史料館)がそれぞれ建設されました。