「端島小学校」で最後の卒業式 ~炭鉱の島から思い出を胸に旅立ち~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
ヤマの灯が消えた炭鉱の島の学び舎から最後の卒業生が巣立ちました。軍艦島の名で知られる端島(はしま)の小中学校で昭和49年(1974)2月26日、小学生47人、中学生41人の卒業式が行なわれました。小、中学校の卒業式は通常、授業修了後の3月中旬に行なわれます。しかしこの年1月端島炭鉱が閉山したことで島を去る人たちが急増し、卒業を迎える児童生徒も1学期の160人から半分に減りました。このため3月に卒業式をしたら、ほとんどの子供たちが出席できないことからこの日に繰り上げられました。卒業式では当時の宇土校長が「端島の思い出を大切にして体に気をつけて頑張ってください」などとはなむけの言葉をおくりました。炭鉱最盛期この学校には1100人の児童生徒が在籍していました。閉山4年前の昭和45年(1970)には750人、卒業式を迎えたこの日は300人にまで減りました。その2か月後端島は無人の島になり、島から子供たちの元気な声も無くなりました。