軍艦島(端島)最後の引っ越し ~高層アパートも今は無人に~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
軍艦島の名で知られる石炭の島、端島(はしま)が無人島状態になった時の貴重な映像です。端島炭鉱が閉山したのは昭和49年1月。その3か月後の4月20日、人影がなくなった島内の高層アパートでは、運送業者とみられる作業員がベランダから家財道具を運び出していました。炭鉱閉山からこの間に3000人が島を離れましたが、映像に映っているのは島を去っていった最後の住民の引っ越し作業ではないかとみられます。さらにこの日で端島と高島を結ぶ野母商船の航路も閉鎖されました。
ところで、以前ユウガクで紹介した閉山1年後の端島の映像に野犬が映っていました。今回の映像には2匹の猫が映っています。もとから野良猫だったのでしょうか。それとも置き去りにされた飼い猫だったのでしょうか…。