元気に育て! 武井神社の七五三(長野・1958年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
お母さんに手を引かれて階段を上る着物姿の女の子。
七五三のお参りです。
撮影されたのは1958(昭和33)年の11月15日。
場所は長野市の武井神社です。
毎年11月15日は七五三の日ですが、この年はたまたま土曜日にあたったため、着飾った家族連れで神社も混雑しました。
当時は「鍋底不況」がようやく明けたばかり。
「派手な仕度は控えられた」と原稿にはありますが、子どもの健やかな成長を祈る気持ちは昔も今も変わらないようです。
今ならスマホで記念撮影、といったところですが、保護者が構えるフィルムカメラに時代の移り変わりを感じます。
小さな子どもたちにとっては階段の上り下りも一苦労ですが、参拝の後は千歳飴を買ってもらってうれしそうでした。
原稿には「中には幼稚園児が集団で詰めかける現代版も」と書かれています。
今ならともかく、この頃からそんな参拝もあったんですね。
当時は子どもだった人たちも、今は孫やひ孫の手を引くおじいちゃん、おばあちゃんになりました。