避暑地の冬 氷の彫刻がずらり(軽井沢町・1970年)

ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時

この動画を今すぐ視聴

ユウガクのプランを購入して
限定コンテンツや動画全編を視聴しよう。

00:00:39 1970

浅間山をバックに並んだ氷の彫刻。
1970(昭和45)年の2月初めに撮影された映像です。
この前の年の冬から、軽井沢で始まったのが「氷まつり」。
当時はまだアウトレットなどの商業施設はなく、観光客や別荘の利用者も来なくなる冬の間は商店も閉まるなど、寒い時期の集客が課題になっていました。
そこで考えられたのが、厳しい寒さを利用した氷の彫刻の展示です。
氷は隣接する群馬県の嬬恋村で切り出され、軽井沢駅前とスケートセンターに彫刻が並びました。
映像には南極の昭和基地や水車がある茅葺きの古民家など、様々なテーマの作品が映っています。
屋外には氷の滑り台も設けられ、子どもたちの人気を集めていました。
イベントは毎年1週間ほど行われていましたが、20万人以上が訪れたという記録もあります。
「氷まつり」は1998(平成10)年からは氷彫展にコンサートやイルミネーション、スケート大会などを加えた「軽井沢ウインターフェスティバル」となり、現在は11月から2月までの長いイベントとなっています。

おすすめ動画