「あの言葉」の語源にも 樽の「たがはめ」(三郷村・1987年)

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00:00:58 1987

1987(昭和62)年のニュースから。
皆さんは「たがを外す」という言葉を御存知ですよね。
この中で使われている「たが」は何なのか知っていますか。
答えは映像をご覧ください。
三郷村(今は安曇野市)で造り酒屋で使っている「たが」のはめ替え作業が行われました。
「たが」とは竹を割って編んだ輪のこと。
樽や桶を縛るために使われます。
職人さんは青竹を細く割って丸い「たが」を編みます。
それを大きな樽に巻き、杵を使って一番太い中央の部分まで場所を変えていきます。
樽は「たが」がないと胴体部分の板がバラバラになってしまいます。
そのため古くなった「たが」を新しくする必要があるのです。
取材した造り酒屋では5人の職人さんに30万円を支払い、3日がかりで作業をしてもらったそうです。
冒頭で書いた「たがを外す」は「胴体部分の板がバラバラになった状態」を指し、「規律を守らない」「羽目を外す」といった意味で使われます。

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