54年ぶり! 妻科神社の御柱祭(長野・1974年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1974(昭和49)年のニュースから。
10月初めての日曜日のこの日、長野市の妻科神社で御柱祭が行われました。
妻科神社には諏訪大社と同じ八坂刀売神(建御名方神の妻)が祀られています。
近くにある水内大社、武井神社、湯福神社も「諏訪渓」の神社で、4つの神社では寅年と申年に持ち回りで御柱祭を行います。
文献によれば妻科神社での御柱は江戸時代末期の1854(嘉永7)年に始まったそうです。
日中戦争から太平洋戦争に至る戦時中、そして戦後の混乱期は記録が残っていなかったり行われなかったりしていましたが、この年は54年ぶりに妻科神社で御柱祭が挙行されました。
御柱は氏子たちが綱を引き、市街地を練り歩きます。
半世紀ぶりの祭り。
神社や氏子は過去の記録などを参考に晴れ舞台に臨んだのでしょう。
中央通りも華やかな雰囲気に包まれていました。