長野市で屋台巡行(1977年)
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1977(昭和52)年6月、長野市で屋台巡行が行われました。
屋台巡行は毎年7月に行われる弥栄(やさか)神社の祭礼「祇園祭」のメインの行事で、当日は市街地が大勢の見物客でにぎわいます。
善光寺の宿坊が建ち並ぶ一角にある弥栄神社は京都の八坂神社を本社とです。
その弥栄神社の祇園祭は、かつては京都の八坂神社、広島の厳島神社と並ぶ日本三大祇園祭とされていました。
この日は市制80周年を記念して各町の屋台(山車)が中央通りを練り歩きました。
屋台は地元に受け継がれているもので、祭りのたびに組み立てられて練り歩きます。
獅子舞を披露する町もあり、通りはお祭りの雰囲気に包まれていました。
また善光寺では僧侶たちが見守る中、長唄に合わせて優雅な踊りも披露されました。
祇園祭は一時、資金や担い手不足で間が空いたこともありましたが、2012(平成24)年からはコロナ禍を除いて毎年開催されています。