松本・山辺のお船祭り(1982年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1982(昭和57)年に松本市里山辺で撮影された映像です。
毎年5月初めに地区で行われるのが「お船祭り」。
田植えの始まりを告げ、秋の豊作を祈願する伝統行事で、9つの町会がそれぞれの「船(山車)」で練り歩きます。
船は高さ7メートル、長さは10メートルほどの船は、神様が乗ってやってきたという故事にちなんでいて、時折り大きな波に揉まれるように上下左右に大きく揺れながら進みます。
地元の人によれば「沿道の家や電線などがあるため、昔のように自由に動けなくなった」ということです。
山辺地区には薄川が流れていますが、祭りは川や水がもたらす恩恵をそれぞれの町会に運ぶとされています。