野ギツネのコン太
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
斜面を降りて人家に近づく1匹のキツネ。
家の人がエサを差し出しています。
コン太と名付けられたこのキツネ、この映像が撮影された1983(昭和58)年1月の大雪の朝、浪合村(当時)の山あいにある民家に突然現れました。
それからは毎日エサをもらいに来ています。
肉が大好物だったそうです。
「年を取って獲物が取れなくなったので、里に下りてきたのでは」と家の人は話していました。
いつもエサをくれる家の人にはすっかり慣れたコン太ですが、取材した日は見慣れない人を警戒したのかカメラには近づこうとしません。
カメラマンは離れた場所で撮影したということです。
エサをもらったコン太は、満腹で山に帰っていきました。