器用に“消す”犬
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1982(昭和57)年のニュースから、2匹の犬の話題です。
最初は岡谷市で飼われているチコ。
柴犬とスピッツのハーフで、この時9歳でした。
チコが消すのはタバコ。
吸っていた人が地面に捨てると、まずは前足で触って様子を見ます。
その後、体を地面にこすりつけますが、最初はタバコには触れません。
飼い主によると「いきなり消そうとして熱かったことがあり、それから時間をかけるようになった」そうです。
何度も地面に体をこすりつけてタバコの火を消すチコ。
タバコから出ている煙が消えるのが面白いのではと、飼い主は話していました。
もう1匹は下諏訪町のテリー。
6歳のポメラニアンです。
テリーが消すのはテレビ。
後ろ足だけで立ち上がり、前足で何度もスイッチを押して器用にテレビを消します。
消し方は飼い主が3年ほど前に教えたそうです。
この頃はまだテレビのリモコンが一般的ではない時代。
爪でテレビに少し傷がつきますが、いちいち立ち上がらなくても済むので、飼い主は喜んでいたようです。