松本・島内の鳥居火(1983年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
1983(昭和58)年、松本市で撮影された「島内の鳥居火」の映像です。
鳥居山の山頂に近い西側の斜面で松明を焚き、参加する3つの町会が「上」、「大」、「十」といった文字や鳥居の形を描きます。
鳥居火は松本平に春を告げる行事で、江戸時代の1724(享保9)年に松本藩が編んだ文献にも紹介されています。
五穀豊穣や家内安全などを願うほか、火事で鳥居が焼けた地元の神社に鳥居を奉納する意味もあるということです。
従来は4月中旬に3夜連続で行われてきましたが、コロナ禍では中止されたり一晩だけに短縮されたりしました。