南信州の念仏講(1978年)
ユウガク | SBC 信越放送信州あの日あの時
南信州の売木村では「念仏講」と呼ばれる行事が受け継がれています。
この動画が撮影されたのは1978(昭和53)年。
この時点で200年以上続く伝統行事です。
村を眺めることができる高台に建つのが観音堂。
念仏講の舞台です。
村人たちは毎年2月5日から春のお彼岸が明ける48日間、1日も休まずに念仏を唱え続けます。
1760(宝暦10)年ごろにまれにみる凶作や疫病に見まわれたことから、観音堂を建てて家内安全や五穀豊穣を祈ったことが始まりと言い伝えられています。
人口は500人に満たない小さな村ですが、先祖が守ってきた信仰は、今でも受け継がれています。