「上五島石油備蓄基地」へ! 三菱重工香焼工場から巨大貯蔵船出港
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
令和8年(2026)4月、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰を受け、新上五島町にある国家石油備蓄基地でも原油の放出が行なわれました。この基地の貯蔵船は造船のまち長崎の技術が注ぎ込まれていました。
貯蔵船の大きさは全長390メートル、幅97メートル、深さ27メートル。貯蔵できる石油の量は88万キロリットルで、25万重量トン大型タンカー3隻分に匹敵します。昭和63年(1988)5月、建造先の三菱重工長崎造船所香焼工場で、この貯蔵船のえい航作業が行なわれ、タグボート12隻に引かれて新上五島町(旧上五島)青方湾に向け出港しました。この船は、上五島洋上石油備蓄基地に設置する貯蔵船5隻のうちの5番目の最終船で、備蓄基地がある青方湾までの200キロを2日間かけて運ばれました。昭和61年(1986)の貯蔵船の一番船以来、2年がかりで貯蔵船5隻の設置を終え、備蓄基地建設の第1期工事が終了しました。