「三重村」閉村式・長崎市と合併へ
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
滑石トンネルを抜けた先の長崎市三重地区はかつて西彼杵郡の三重村でした。この村が長崎市に編入合併したのは昭和48年(1973年)3月31日、前日には村の公民館で「閉村式」が行なわれました。この中で当時の田崎村長は、三重村最後の第15代村長として「この日を発展的解消への記念日にしたい」と感慨も深くあいさつ、84年に渡った村の歴史に幕を閉じました。明治22年に村制を施行した旧三重村は自然の幸に恵まれた農漁村でしたが、交通の便が悪かったことなどから過疎化も進み、閉村当時、村の人口は5000人あまりになっていました。そんな三重村を長崎市編入へと後押ししたのは、昭和44年の滑石トンネル開通と村が新長崎漁港の建設地に決まったことでした。