県内各地で「高潮被害」 ~水に浸かりながら事務作業の男性も~

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00:01:17 昭和50年(1975)9月8日

この年は数日間に渡って高潮、潮位が高い状態が続きました。昭和50年(1975)9月、秋の大潮と高潮が重なり、海岸地帯を中心に長崎県内の各地で道路冠水や床下浸水の被害が相次ぎました。このうち長崎市常盤町の大浦海岸通りなどではマンホールから海水がふき出すなどして県道が川のようになりました。この道路ではおよそ150mに渡って水深20㎝の冠水状態となり路面電車も一時運休となりました。さらに周辺では広い範囲に渡って海水が住宅や事務所などに押し寄せました。室内で足が水に浸かったまま仕事をしている人の姿も映っています。この高潮で長崎市をはじめ佐世保市や島原市など県内6地区で合わせて140戸あまりが床下浸水の被害を受け、6カ所の道路が冠水しました。 その後も長崎では高潮被害が度々発生しています。

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