フランスから外海町に親善使節団 〜ド・ロ神父の足跡を訪ねて~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎市(旧西彼)外海町(そとめちょう)と姉妹都市の縁組をしたフランス・ボスロール村の親善使節団が初めて公式訪問したのは昭和54年(1979)5月のことでした。この日、ボスロール村の助役夫妻ら一行8人は多くの町民から拍手を受け、歓迎式典に臨みました。ボスロール村は、外海町の恩人といってもいいフランス人宣教師、ド・ロ神父の出身地でした。ド・ロ神父は明治時代の初め布教のため外海を訪れ、生活が苦しかった外海の人たちにそうめん製造などの技術を教え施設をつくったり、様々な授産授業を起こしました。親善式典のあと一行は、外海町黒崎出津にあるドロ神父の墓を訪れ、花を手向けるとともに、出津の丘に新たに建てられた歴史民俗資料館で記念植樹などを行ないました。