昭和59年(1984年)「長崎くんち稽古風景【万屋町・鯨の潮吹き】~お腹の中の映像も~」(8/27)
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
コロナ禍で中止が続いていた「長崎くんち」が令和5年10月、4年ぶりに開催されます。そこでユウガクでは令和5年の踊り町6町のかつての映像をシリーズで配信します。
1回目は昭和59年(1984年)8月撮影の万屋町(よろずやまち)の「鯨の潮吹き」、八坂神社で行なわれた貴重な稽古風景の映像です。
主役の船頭頭を務めたのは当時旧磨屋小学校6年の吉田忠弘さん、本番に向け元気いっぱい練習に取り組みました。
鯨の大きさは体長7メートル、重さは2トン半にも達します。これを曳く16人の根曳き衆(ねびきしゅう)はこの日から鯨を使って稽古を始めました。
この映像の見どころは畳1枚分の広さしかない狭い鯨のお腹の中、そこにベテラン竹細工師の男性2人が乗り込みます。引き回しと激しい揺れに耐えながらポンプを押し、吹き上げる潮を勢いよく出し続けました。
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