昭和36年(1961年)「長崎精霊流し~賑やかに先祖を送る長崎の伝統行事~」(8/15)
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
昔の長崎精霊流しはとにかく豪快で、かつ今では絶対にできないような“危険な船回し”も見られました。映像は昭和36年(1961年)8月15日撮影のモノクロフィルムです。
精霊流しはお盆に帰ってきた故人の霊を西方浄土へ送る長崎の夏の伝統行事です。鉦(かね)や爆竹、花火の中、賑やかに精霊船が流されていく様は当時も今も変わりません。
しかし、今と大きく違うものがありました。勢いよく船を引いて“ジグザグ走行”したり、その場で船を思いきり回転させたり…。勢いあまって船が横倒しになりそうになった様子が映っています。
かつての精霊流しを知る人からは「確かに昔はぐるぐる船を回しよった!」という声も聞こえてきますが、こうした危険な行為はできなくなっています。今これをやったら即警察に制止され、相当厳しくしぼられるはずです。
明日は、映像がカラーになった当時の精霊流しです。お楽しみに!
【おすすめ動画】
昭和52年(1977年)「坂の町長崎・お盆にお墓で花火」(8/15)
昭和53年の長崎「中国盆・最終日」 ※音声あり