昭和43年（1968年）「佐世保市・戸尾市場街の賑わい」（5/27）
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
佐世保市の中心部、下京町の戸尾(とのお)市場街の賑わいを伝える昭和43年(1968年)5月下旬のニュース映像です。この地区では複数の市場が集まって市場街を構成していました。長い通りに店舗や露店がひしめき、肩がぶつかり合うような人混みで賑わっています。
戸尾市場は昭和10年開設の京町公設市場が発祥で、戦後は闇市として発展しました。最盛期には200ｍの通りに300もの店が軒を連ね、長年佐世保市民の台所として親しまれてきました。
市場街の鮮魚店には水揚げされたばかりの魚がトロ箱ごと並び、手づかみでかごに入れ、量り売りされています。この日のサービス品はアジでしょうか？100グラム8円から9円の値が付けられ、飛ぶように売れています。
町の活気そのものも伝わってくる戸尾市場街の映像ですが、平成24年(2012年)3月の火災で市場の一つが全焼し、戸尾市場街の一角が姿を消しました。
