核持ち込み問題の最中~米海軍空母「ミッドウェイ」佐世保寄港
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
広い甲板にはファントムやコルセアなど20機あまりの艦載機を満載していました。昭和56年(1981)12月、アメリカ海軍第7艦隊の空母「ミッドウェイ」5万1000トンが佐世保港に入港しました。入港の目的についてアメリカ軍側は、ミッドウェイは横須賀基地で定期検査に入ることになっており、その前に佐世保基地の前畑弾薬庫に弾薬を降ろすため佐世保に寄港したと説明しました。当時国内では「アメリカ軍艦船は核兵器を積んだまま日本の基地に寄港していた」とする、いわゆるライシャワー発言をめぐり、日本への核持ち込みが大きな問題になっていた頃でした。このため、この日のミッドウェイ入港に反対して革新系の団体などは抗議集会を開きました。