弥生時代の環濠集落「原の辻遺跡」~魏志倭人伝登場の一支国と特定

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00:01:08 平成5年(1993)12月21日

壱岐市の原の辻(はるのつじ)遺跡は弥生時代の環濠集落で、国の特別史跡に指定されています。この遺跡が中国の史書「魏志倭人伝」に登場する一支国(いきこく)の中心集落とほぼ特定されたのは平成5年(1993)12月でした。それまでの発掘調査で、規模が大きな3重の環濠跡が確認されたほか、日本最古の木製の盾や31点にのぼる青銅製の矢じりが出土しました。さらに、1世紀初頭の中国の「新」の時代の貨幣も出土し、大陸との交流を示す貴重な遺物も発見されたことなどが「一支国」特定の裏付けとなりました。その後、原の辻遺跡では竪穴住居など様々な建物が復元され、平成22年(2010)には「一支国博物館」が開館しました。

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