長崎港の船舶を陰から支える仕事は数多くありますが、この海運業務の映像はあまり目にしたことがないかもしれません。昭和45年(1970年)4月、当時長崎港で活躍していた給水船を撮影した珍しいカラーフィルムです。NBCのライブラリーにも同様のアーカイブ映像は少ししか残っていません。

当時の資料がなく詳細は不明ですが、出島岸壁の倉庫群の一角に事務所を構えていた海運業者の長崎給水が運航していた「給水丸」の映像と見られます。
年季が入った船体の煙突には、ひと目で分かる大きな「水」の文字が入っていて、港内で存在感をアピールしています。給水丸は移動しながら接岸中の船にホースを伸ばし、真水を補給していきます。長崎水産高校(現長崎鶴洋高)の実習船、長水丸に給水している場面も記録されています。

洋上の船舶で無くてはならない水。53年前のこの映像に出てくる給水丸はもう引退したと見られますが、別の給水船が今日も長崎港で大切な任務についています。

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0:01:45 昭和45年（1970年）

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