さようなら「あこ温泉」~明治以来100年の名物銭湯閉店へ
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
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昭和63年(1988)8月5日
昭和63年(1985)8月、最終日となったこの日は長年の感謝を込めて入浴料が無料となり、なじみの客がつぎつぎに訪れました。大浦地区の銭湯として住民の生活を支え、最盛期入浴客は1日500人を超えました。しかし都市化の波でしだいに客足は遠のき、のれんを降ろすことになりました。番台にしても湯船にしても天井にしても、昔ながらのレトロな造りで客を迎え、明治、大正、昭和の三代に渡って多くの人たちの疲れをいやしてきました。地域の人々に愛された銭湯「あこ温泉」は、このあと間もなくして取り壊されました。