アメリカ海軍佐世保基地増強!~海兵隊再配備、針尾住宅整備へ
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
アメリカ海軍佐世保基地に12年ぶりに海兵隊が配備されました。この部隊は海兵隊横須賀部隊の佐世保分遣隊56人で、昭和63年(1988)7月、基地で開隊式が行なわれました。かつて佐世保基地には海兵隊が常駐していましたが、ベトナム戦争の終結などに伴い海兵隊は昭和51年に撤収しました。その後、対ソ戦略上佐世保の軍事的位置づけが見直され、基地機能は強化されていきました。通常型潜水艦やドック型揚陸艦など佐世保を母港とする艦船が増強され、兵員と家族も2700人に急増しました。このため日本側のいわゆる〝思いやり予算〟で佐世保市郊外の針尾地区にアメリカ軍専用の住宅が多数建設されました。この日は第1期工事分のおよそ200戸が完成し、オープンセレモニーが行なわれました。最終的に500戸の住宅が建設され、教会や学校、診療所なども備えた大規模な居住エリアが誕生することになりました。