昭和44年(1969年)「紳士服メーカー・エミネントスラックス松浦工場・操業開始」(8月)

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0:02:31 昭和44年(1969年)

旧産炭地の長崎県松浦市にとって県外からの立地企業は、炭鉱閉山後の地元経済を支える力強い存在となりました。昭和44年(1969年)8月、当時大阪に本社を置いていた紳士スラックス大手の「エミネントスラックス」の工場が進出、松浦市で操業を始めました。
この企業は松浦市が誘致を進めていたもので、6600㎡の敷地に2階建ての工場が建設されました。大量生産に備えてミシン80台をはじめ裁断機やプレス機などが備えられ、100人の地元採用も予定されました。
さらにエミネントスラックスに続いて同じアパレル関連の「自重堂」も進出し、松浦市に工場を設置しました。
当時、松浦市内には閉山後の炭鉱施設が荒れ果てたまま残されていました。
映像の最後には、画面の奥に旧国鉄松浦線を走る蒸気機関車、手前の海沿いには広大な土地が映っています。この敷地にはこのあと、九州電力と電源開発の火力発電所が建設されました。

このモノクルフィルムには、炭鉱閉山から町を立て直そうとする松浦市の昭和の歴史が刻まれています。

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