昭和37年(1962年)「軍艦島名物・ドルフィン桟橋竣工」(5/11)

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0:02:55 昭和37年(1962年)

長崎港沖に浮かぶ端島(軍艦島)を紹介する上で外せないものが、島に残る桟橋の歴史です。昭和37年(1962年)5月撮影の映像には、島の玄関口となるドルフィン桟橋の完成と式典の様子が克明に記録されています。
式典で当時の佐藤知事が代表してテープカット、くす玉が盛大に割れ、大人も子供も万歳三唱を繰り返して桟橋の竣工を祝いました。
島民たちがそこまで大喜びしたのには訳がありました。実はこのドルフィン桟橋は3代目でした。初代は昭和29年(1954年)に完成しましたが、2年後の昭和31年の台風で根こそぎ流失、2代目も昭和34年の台風でまたも流失したのです。度々台風被害に遭いながら3度目にしてようやく完成した頑丈な桟橋でした。
その桟橋に初めて船が接岸。記念すべき第一便の定期船「つや丸」が横付けして、安全に乗客を降ろすシーンも映し出されています。
端島から遠ざかっていく最後のロング映像を見ると、ドルフィン桟橋は護岸のそばに新設された楕円形の小さな人工島であることがわかります。

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