平成のコメ騒動～国内産凶作「オーストラリア産」新米輸入～卸業者から小売店へ
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
コメをめぐる問題で令和7年（2025）は備蓄米の放出が、およそ30年前の平成5年（1993）から6年（1994）にかけてはコメの凶作に伴う外国産米の緊急輸入が大きなニュースになりました。平成6年7月には長崎でもオーストラリア産の新米500トンが卸業者の長崎米穀から小売店向けに出荷されました。オーストラリア産に先立ち、前年の平成5年（1993）にはタイ産のコメが緊急輸入されました。しかし消費者に不評だったことから長崎県内でも在庫がダブつき、次に供給が始まったオーストラリア産新米への期待が高まりました。当時、オーストラリア産新米の長崎県への供給量は820トンで、5キロおよそ2000円で販売されました。
