爆心地から2.5キロ「朝日小学校」~「被爆校舎」解体へ~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎からまた1つ被爆校舎が消えることになりました。平成5年(1993)6月に撮影された長崎市立朝日小学校の被爆校舎です。この校舎は爆心地から2.5キロの距離にあり、原爆で窓ガラスが割れるなどの被害を受けましたが、建物自体に大きな損傷はなく、そのまま残っていました。解体前、この校舎は教材の保管室などに利用されていましたが、老朽化が進み危険としてこの年の夏取り壊わされることになりました。それまでの長崎市の調査で、原爆の閃光や爆風の痕跡は確認できなかったということです。昭和50年代後半から60年代にかけて爆心地周辺では学校の解体が相次ぎ、昭和55年(1980)に城山小学校、昭和63年(1988)に銭座、山里両小学校のそれぞれの被爆校舎などが取り壊されました。