「長崎・上海航路」51年ぶり開設 ~第一便の「海華号」柳ふ頭に接岸~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎と中国・上海を結ぶ国際定期航路が平成6年(1994)6月、51年ぶりに開設されました。この日は、上海を出港した貨客船「海華号」1万3400トンが長崎港の柳ふ頭に接岸、上海市からの訪日団ら乗客30人が降り立ち、長崎・上海航路の新たな第一歩をしるしました。かつて長崎-上海間には大正13年(1923)から昭和18年(1943)にかけて日華連絡船「長崎丸」が就航していました。
上海からの第一便に続いて、今度は長崎からの第一便が長崎県交流促進訪中団ら乗客86人を乗せ、上海に向かいました。出港に先立ち待合室では訪中団の結団式が行なわれ、県の幹部が「友好親善に全力をあげていきたい」などと挨拶しました。上海航路は日中両国の合弁会社が運営にあたり、2年後の平成8年(1996)には新しい旅客フェリー「長崎上海号」に変わりました。