「長崎玉屋」オープンに大行列! ~初日だけで来店客7万5000人~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎市で3番目のデパートでした。昭和44年(1969年)5月、長崎市新大工町にオープンした「長崎玉屋」です。午前10時の開店を前になんと6000人もの買い物客が殺到。1つ先の電停、新中川町まで長蛇の列ができ、玉屋の従業員600人に加え警察官35人も出動して交通整理やスリの防止にあたりました。長崎玉屋は地上7階、地下1階で売り場面積は8500㎡。1階は新大工市場と菓子の名店街、2階から4階は洋服や呉服、5階は文具、オモチャ、電化製品売り場、6階はレストラン、7階は催事場などになっていました。開店初日だけで7万5000人が詰めかけ、肌着や靴、家庭用品を中心に6500万円を売り上げました。浜屋、岡政の両デパートを核にした浜町商店街、そして市場が集中した新大工商店街に長崎玉屋が進出したことで、長崎市の中心商圏は2つの大きなエリアがつくられ、このあと商戦は激化していきました。