「大島造船所」操業3周年 ~石炭から造船の島へ!~

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00:02:07 昭和52年(1977年)6月20日

オイルショックをきっかけにした造船不況の真っ只中で記念行事が行なわれました。昭和52年(1977)6月、西海市(旧西彼)大島町の大島造船所で操業3周年を祝う式典が開かれ、従業員ら1300人が出席しました。この中で来賓の久保長崎県知事(当時)は「造船不況は想像以上に厳しいが、団結して社運の隆盛を図ってほしい。県や町も一体となって協力する」と挨拶しました。大島町は昭和40年代後半、石炭から造船の町へと転換を果たした島で、昭和49年(1974)6月の操業開始から3年間でタンカーやバージ船など14隻を引き渡しました。かつての炭鉱住宅街は造船従業員らの中高層アパートになり、商店街も一新しました。島民の日常生活を支える食料品店も充実するなど、文字通り島が造船企業の〝城下町〟として生まれ変わったことを強く印象付けました。その島の基幹産業を直撃した当時の不況で、その後従業員は1300人から700人にまで大幅に削減されることになりました。

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