「長崎くんち」桟敷引換券発売待ちに徹夜組
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎市の諏訪神社で毎年6月、長崎くんちの桟敷席引き換え券が売り出されますが、昭和63年(1988)は発売前日から150人あまりが列を作りました。神社の境内に徹夜で並んだ人たちの大半がアルバイトを含めた大学生で、中には毛布などを持ち込み、売り出しの2日前から陣取った学生もいました。一マス4人分の桟敷席の呼び名はそれまでA席、B席、C席でしたが、この年から松席、竹席、梅席に変わりました。人気が高いくんち開催初日、前日(まえび)の松席、竹席は発売と同時に売り切れましたが、この年10月のくんち本番は昭和天皇のご病状が悪化したことから急きょ中止されました。