昭和44年(1969年)「長崎駅前のシンボル・高架広場完成」(4/7~6/10)

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0:02:04 昭和44年(1969年)
シリーズ長崎駅前高架広場建設、最終回はカラー映像です。
この広場は駅前の近代的な都市づくりと交通緩和を狙い、長崎県が3億4000万円をかけて昭和44年(1969年)に完成させました。
前半は竣工2か月前の映像です。高架下の国道側はすでに路線バス乗り場として整備が終わり、乗客の利用が始まっています。
広場では多くの左官職人を動員して磁器タイルを張り付けるなど最後の仕上げが行なわれていました。広場南側の歩道橋も新たに設置されています。
後半は落成式の映像です。神事のあと関係者が出席してテープカット、待望の高架広場完成を祝い、子供たちの鼓笛隊やバトン演奏が花を添えました。
最後のロング映像を見ると完成直後の広場にはまだ椅子も、観光案内板も、電話ボックスも、真ん中の植え込みもなく、広々としています。
高架広場の完成とそこに集約する歩道橋によって、駅前の車と人の流れは完全に分離され、歩行者が事故に遭う危険も少なくなりました。
駅前に広がる憩いのスペースとして、一息入れる空間として、待ち合わせの場所として、時には集会の場として、多くの人たちに親しまれた高架広場。
数えきれないほどの観光客がここで記念撮影をして長崎の思い出を持ち帰りました。
交通混雑の緩和にも貢献し、まさに長崎駅前の「顔」だった高架広場は長い役目を終え、まもなく取り壊されることになります。
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