浦頭の「佐世保検疫所」解体へ ~戦後引き揚げの象徴〜 

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00:02:01 昭和56年(1981)5月14日

佐世保市浦頭(うらがしら)にあった「旧佐世保検疫所」は、戦後の引き揚げを象徴する建物でした。この検疫所の解体工事が行なわれたのは昭和56年(1981)5月のことでした。先の大戦後、昭和21年から23年にかけて、中国大陸や南方から引き揚げた140万人が祖国への第一歩をしるしたのがこの浦頭の検疫所でした。管理棟をはじめ消毒所や病棟など44もあった建物は長い歳月にさらされて老朽化が激しくなり、広さ4万5000平方メートルの敷地全体が新しい港湾整備計画に組み込まれたことから、ついに取り壊されることになったのです。解体工事は1か月に渡って行なわれ、木造物は焼却されましたが、瓦やコンクリートなどは埋め立て工事に活用されました。

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