「滝の観音」梵鐘落慶 ~長崎大水害犠牲者供養~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎大水害の犠牲者を供養する梵鐘「長崎水害全犠牲者慰霊之鐘」が、滝の観音で知られる長崎市平間町の霊源院に取りつけられました。昭和57年7月の大水害からおよそ3年後の昭和60年(1985)4月のことでした。この寺院の鐘は当時の大水害で流出、壊れましたが、地元の自治会が犠牲者の霊を慰めようと広く寄付を募り、再鋳造にこぎ着けました。この鐘の大きさは縦1.4メートル、直径80センチ、重さ600キロの青銅製で、表には水害の犠牲者299人の名前が一人一人金文字で彫り込まれています。この日は地元の関係者らが参列して落慶式と法要が行なわれ、鐘を鳴らして犠牲者の霊を弔いました。