「電電公社」民営化〜家の固定電話機自由化、オシャレな電話機も登場!~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
今から40年前の昭和60年(1985)4月、旧電電公社(現NTT)の民営化に伴い、家の電話機が自由に取り替えられるようになったのをご存じでしょうか。それまでは原則、電電公社から貸し出された黒電話などのレンタル電話機以外使用することはできませんでした。この「電話機自由化」を受け、長崎でもNTTと家電メーカーによる固定電話機の販売競争が本格的に始まりました。NTTや電器店の店頭には留守番電話機能や子機、ファックス機能などを搭載した〝オシャレな電話機〟が並び、中には電話機だけを販売する専門店も登場しました。これらの電話は3000円台から7000円台が主流で、当時は5000円台のハンディホンがよく売れていたようです。一家に一台の固定電話から個人が持ち歩く携帯電話へ、様々な機種にも変更できる今の時代からすれば、当時の電話機自化は実に隔世の感があります。